長崎ちゃんぽん リンガーハット イオンの通販saQwa<イオンサクワ>

 


「政府専門家会議」の提言に対する疑問(2)
〜免疫力アップを言わない疑問


4.屋外運動自粛に対する疑問

 不思議なのは各地の公園などが閉鎖していること。例えば岡山の後楽園や香川の栗林公園。さらに言えば岡山県森林公園までGW明けまで閉鎖になっている。イベント開催時を除けば、これらの公園が「密集」したのを私は知らない。屋外だから密閉空間ではない。
 「3密」ではないのに閉園する必要があるのか。それより屋内に籠もっている方が危険だ。戸外に出ず、家に籠もってばかりいればストレスがたまる。ストレスは免疫力を下げると言われている。免疫力が下がればウイルス等へも感染しやすくなる。
 それを防ぐためには屋外での適度な運動が求められる。それなのにわざわざ「ジョギングは少人数で」と言うのは皇居周辺のことを指しているのか。

 いずれにしろ屋内に閉じ籠もっているとストレスが高まり、死に結び付くと言われているが、「専門家会議」の医師達がそのことを知らないはずはない。
 また高齢者の場合、認知症になる、認知症が進む確率が高くなるということも言われている。

 一方、つい数日前に「日光が当たる場所や高温・高湿度の環境下では、より短い時間で新型コロナウイルスの威力が弱まる傾向が示された」という米政府の研究が明らかにされもした。
 もし、この研究結果が正しければ、人々は他者との物理的距離を保ちさえすれば、積極的に屋外に出て日光を浴びた方がいいことになる。

5.免疫力アップを言わない疑問

 当初、COVID-19に対する見解は医師を含む専門家の間でも、恐ろしい感染力を持ったウイルスと言う人もいれば、インフルエンザの一種で、来年あたりには普通の風邪のように言われる、と分かれていた。
 ただSARSやMARSの流行時と比べて死者数が多いので、最近は前者の声の方が大きく、後者の声はメディアなどではほとんど聞かれなくなった。しかし、どちらが正しいという問題ではないようだ。言うならどちらも正しいわけで、そういう意味では「正しく警戒して正しく怖がる」ということかもしれない。

 どちらも正しいというのは、新型コロナウイルス(以下、SARS-CoV-2)に感染しても誰もが重体化するわけではなく、症状が出ない人もいたり、発熱はしても、しばらく安静にしていれば収まる人もいるからだ。
 多少荒っぽい言い方になるが、PCR検査で陽性になった人がすべて重篤になるわけではないし、発熱症状さえない人がいるし、4、5日寝て回復する人もいる。
 その違いはどこにあるのか。急激に重篤化する人に共通しているのは何かということで、そこが分かれば誰も彼もが一様に怖がる必要はないのではと思ってしまうが。

 現段階である程度分かっているのは呼吸器系疾患を抱えていたり、喫煙習慣がある人など日頃から呼吸器にダメージを与えている人や、高血圧などの持病を抱えている人、免疫力が落ちている人は重篤化しやすいようだ。
 このあたりの研究、分析にもう少し力を入れてもらった方がいいような気がするが、高齢者は全般的に免疫力が落ちていたり、なにがしかの病気を抱えている人が多いから重篤化しやすいのではないだろうか。

 とするなら徒に怖がり、逃げ回るのではなく、免疫力アップに努めたり、免疫力アップの方法を広めた方がいいのではないか。そのためには屋内に閉じ籠もるより陽の光を浴び、戸外で軽く運動する方がいいことになる。
 いずれにしろ、免疫力アップについてまったく言われないのはなぜなのか。
                             (3)に続く


(著作権法に基づき、一切の無断引用・転載を禁止します)

トップページに戻る 栗野的視点INDEXに戻る






Dynabook Direct