崩壊するニッポン(1)
連鎖していくヒューマンハザード(1)

太陽と地球の磁場はそれぞれ逆転期に入っている


 ここ数年、世界規模で異常気象が続いている。気象の異常は地球環境の異常(変化)であり、地球を取り巻く環境の異常は太陽系、ひいては宇宙の変化ではないか、と考えていると、近年、地磁気の逆転現象が起きつつあるらしい。
 地磁気の逆転とはN極とS極が入れ替わることで、北極と南極の磁場が逆転するというのだから驚く。しかし、この現象はそう珍しいことではないらしく、定期的に起こっていると聞けばますますビックリ。定期的と言っても100万年に1.5回の割合で起き、過去360万年の間に11回も起きているとのこと。そして、地球はいま(といっても1年、10年の単位ではないが)、その逆転期に向かって動いているらしい。

 地球の磁場逆転は非常にゆっくりしたスピード(人間にとってはという意味で、地球時間ではかなり速い速度)だが、太陽でも同じく磁場逆転現象が起きており、こちらは11年周期と速い。
 太陽の磁場は本来なら昨年か今年、北極と南極の磁場が入れ替わっているはずだ。ところが、北極の磁場は1年以上も前に逆転しているにもかかわらず、南極の磁場はまだそのまま。ということは、現在、北極と南極が同じ磁場になっているというわけだ。ただ、近いうちに(1-2か月)太陽の南極の磁場も反転すると言われているから、そうなれば磁極が反転しただけで済むが、このまま同極状態が続けばどうなるのか。

 問題はこうした状況が地球環境にどのような影響を与えているのか、いないのか。その影響は自然界だけにとどまるものなのか、それとも人類にもなんらかの影響を与えるものなのかどうかだ。

 さて話は変わるが、この頃、日本人が変。ひと言で言えば、モラルハザードが起きている。数え上げればきりがないが、犯罪を見ていくといくつかのパターンに分けることができそうだ。

1.性衝動を抑えられない

 過去何度か触れたが、最近目に付くのが「先生」の犯罪。さすがに殺人事件は少ないが、多いのが性犯罪。ストレスからか、それともインターネットの溢れる性情報に自身の感覚も麻痺しているのか、自制心が効かなくなっているようだ。
 性犯罪自体は昔から職業を問わずあったが、それでも職業が一定のブレーキを果たしていたのは間違いない。
 それがいまはどうだ。前を歩いている女性をいきなり押し倒して事に及ぶとか、自分が勤務している学校の女子トイレや更衣室で盗撮するとか、相手が未成年者と知っていての買春など、もうなんでもござれだ。
 犯罪を取り締まる側の警察官も同様で、取調室で女性にいきなり抱き付くなど、うかつに相談にも行けない状態。
 もう自制心などという言葉は完全に死語だ。後先も考えない。とにかく欲望を衝動的に満たしたいというだけ。
 それにしても、最近、欲望を抑えられない、この種のタイプが増えているのはなぜだろう。ただ、年齢は40代以下が大半のようで、さすがに50代以上ともなると、そこまでの衝動性は少ないようだが。
                          (2)に続く
#崩壊するニッポン


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