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Chromebookのよかった点、イマイチのところ


栗野的視点(No.722)                   2021年1月20日
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Chromebookのよかった点、イマイチのところ
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 昨年12月にレノボのChromebook「IdeaPad Duet Chromebook」を実質22,000円台で買ったという話は本メルマガ(No.717)で書いた。購入価格は安かったが、コストパフォーマンスは本当によかったのか、安物買いの銭失いではなく本当に買い得だったのだろうか。
購入後1か月近く経ったので、その間に分かった使い勝手、今ひとつだった点などを報告したい。クロームブックやアンドロイドタブレットの購入を考えている人の参考になればと思う。



Windowsソフトは使えない

 まず最初に確認しておきたいのがChromebook(クロームブック)はWindowsPCとは違うという点。そんなこと当たり前ではないかと思われるかもしれないが、形状がノートパソコンとそっくりなので、Windowsが動くPCとつい勘違いする人は案外多いのではないだろうか。100%の勘違いではなくても、Windows用ソフトも一部は動くと。
 ここがややこしい点で、「一部のソフト」と言えばその通りで、実際、私にしてみてもWindowsPCで使っているソフトのいくつかはChromebookでも使っている。ただし、それらはいずれもGoogleのソフトでMicrosoftのソフトは入っていない。
 もう少し詳しく言えば、ワードやエクセルはChromebookでは使えないし、インターネットを閲覧するソフト(ブラウザ、私はMicrosoft EdgeではなくFirefoxを長年使っている)はグーグルのブラウザ、Google Chromeしか使えない(厳密に言うと他社製も使えないことはない)と思った方がいい。
 それというのもChromebookはGoogleのソフトを使うために最適化されたPCであり、web(ウェブ)での利用に特化したPCである。
 そのためファイルの保存もPC本体ではなく、web上(クラウドのgoogleドライブ)に保存して使う。

 まとめると、ChromebookとWindowsPCは別物で、ネットに接続して利用するPC、ネットに接続していなければ使えないと理解しておく必要がある。でなければ買った後で、使えない、こんなはずではなかった、と後悔することになるだろう。

Chromebookは価格が安い

 さて、この点を確認した上でLenovo(レノボ)のIdeaPad Duet Chromebookのよかった点、イマイチだった点を見ていこう。
 まずよかった点。これは1にも2にも購入価格が安かったこと。もともとの販売価格が40,841円(レノボ直販価格)とWindowsPCに比べると圧倒的に安いが、それを私の場合は22,000円台で買ったのだから、これは文句なしの「買い得」と言っていい。
 ただ、本当に買い得、コストパフォーマンスがよかったかどうかは費用対効果と照らし合わせて初めて言えることで、単に価格が安かっただけでは「買い得」とは言えない。

 そこで問題になるのが使用目的である。これについてはNo.717でも書いたが、それまで使っていたタブレット(NEC LAVIE Tab)が不調になり、買い替えを考えていたこともあるから、アンドロイドタブレットとしての使用が大半である。
 もう少し具体的に言うと毎日新聞、朝日新聞の閲覧アプリ(有料)を使って新聞紙面をデジタル画面上で読んだり、それ以外のニュース記事を読む、メール受信、ネット閲覧。要はスマートフォン(以下スマホ)で行っていることを、大きな画面上で行っていると思ってもらえればいい。

 それならタブレットと何ら変わらないのに、なぜChromebookをという疑問が湧くと思われる。実はこの2つは厳密に言えば別物だが、できることはほとんど同じなので、非常に大雑把ではあるが「キーボード付きのタブレット」と思われても、そう大きくは違わない。

 特にレノボのIdeaPad Duet Chromebookは液晶画面部分とキーボードを取り外して使うことができるのが大きな特徴で、両者を取り外せば液晶部分はタブレットになる。そう片手持ち、タッチ操作、画面の回転ができるし、Google playからアプリのダウンロードもできる(全てではない)から、スマホやタブレットを使っている人が操作にそう迷うことは少ないだろう。
 しかし、元がタブレットではなくChromebookだからタブレットの操作をするようには行かないとこともある。ここがややこしく、また戸惑うところでもある。
                                        (2)に続く

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