Google
liaison-q.com を検索
WWW を検索

 


IBM、カシオも舌を巻いた潟激ZプターのIT技術(1)

(株)レセプター
福岡県北九州市小倉北区京町3-14-11 五十鈴ビル207号
tel 093-512-5581

 ベンチャーとは会社の規模や大きさ、ましてや入居しているビルを誇るのではなく、大企業とも対等に取り引きできる高い技術力を持った小集団組織のことであり、文字通りのアドベンチャー(冒険者)である。最近はマネービジネスを得意とする企業ばかりがベンチャーと持てはやされているが、潟激Zプター(平田教光社長)はまさに正統ベンチャー企業である。
 同社を特徴づけているのは大企業にも負けない高い技術力である。そしてそれらの技術には常に世界初という言葉が付いて回る。
                              (文責:ジャーナリスト・栗野 良)

平田教光社長IT、通信一筋に歩んできた
スーパーITコンサルタント


 −−平田さんの経歴の中で興味を持ったのは「スーパーITコンサルタント」とか「インターネット専門技術者」と自らのことを呼んでいることです。ほかのソフトウェア開発者とどこが違うのですか。
 平田 私は26歳ぐらいからこの世界に身を置いていますが、ずっと通信を専門にやってきています。よそはITとかインターネットといっていても、計算をするとかデータを貯めるとかいうことがメインで、それを集める手段として通信も勉強しましたというエンジニアが圧倒的なんです。
 うちはインターネットというインフラをどう活用するかということをメインに考えているわけです。インフラをメインに考えているか、集まったソフトをメインに考えているかの違いですね。もっと言うと、販売管理とかの一般的なソフトは自分でプログラムを組んで、それで動けば終わりですよね。
 ところが、通信関係のソフトというのは、こちら側ができても相手側が受け取れるかということを常に考えるんですよ。受け取れなかったらどうするのか。こちらを替えるのか、中間にもう一つデータを変換するソフトをかませるのかと、常に相手のことを考えてソフトを組むところが普通のソフトと違うところです。

 −−平田さんが今回開発された「CS Microserver」は「世界で初めて」ということですが、それは本当ですか。
 平田 このシステムは北米でNO1の電子部品商社の日本支社から話があって開発したのですが、その時先方が「世界中探したがなかった」と言っていましたし、現在も同じものは世界にありません。

カシオの技術者が120行かかった
プログラムをわずか4行で実施


 −−なるほど。「CS Microserver」開発のいきさつについてはもっと詳しくお聞きしたいのですが、その前にいままで開発されたソフトで代表的なものを教えてください。
 平田 実は90年頃にカシオのパッケージソフトを作ったことがあります。その時にある技術的な問題というか、ユーザーインターフェースをより改善する必要が生じました。それで1週間後に問題解決をすることになったのですが、その時カシオの技術者が書いてきたプログラムが120行だったのに対し、私のはたった4行だったんです。何行か減らしたなどというレベルではないわけですね。

 −−そのパッケージソフトの名称は。
 平田 「建築見積もり君ver2」。その年のカシオのメインパッケージソフトだったようです。
 −−それにしても120行と4行のプログラムではあまりにも違いすぎますね。プログラムはできるだけ少ない方がいいプログラムだとは聞きますが、片方は120行も書かなければいけなかったプログラムが、なぜ4行で済んだのですか。
 平田 私の場合は頭の中にパズルのように材料が浮かぶんです。パズルのピースみたいなものが頭の中を浮遊していて、話を聞いた瞬間に、これとこれを結び付ければいいと見えるんです。

IBMより6年も前に開発した画期的なソフト
営業の強いツール「インターネットエクセル」


 平田 もう一つ「インターネットエクセル」というソフトがあります。うちは96年から販売しているんですが、他社ができるようになったのが02年のIBMが最初で、しかも4,000万円で販売しているんです。うちは1/10の価格で作ったんですけど。
 主に工務店さんなどの需要が多いんですが、エクセルシートを携帯電話で見られようにしただけでなく、客先で見積もり入力もできます。ですからお客さんと話しながら、その場で見積もりができるわけですね。それでOKということになれば、FAXの番号を入れれば、いま作成した見積もりがお客さんのFAXに出力されてきます。

 −−これは随分便利なソフトですね。工務店関係だけでなく営業会社には使いやすそうですね。
 大抵ノートパソコンを持ち歩いて、客のところでノートパソコンを開いて説明するスタイルはよく見かけますが、あれは客の立場からいえば、なんとなく分かったような気になるけど、実際には何一つ分かっていませんからね。あとで検討することもできないし。結局、帰社後FAXとうで紙ベースのものを送ってくれという話になる。営業マンにとっても二重手間なんです。
 因みに料金体系はどうなりますか。

 平田 1エクセルシート=1万円と通話料プラスです。(通話料プラスとは実際の通話料に10円程度の手数料を加えたもの)
 お客さんのエクセルシートを一端当社のサーバーに入れ、そこからインターネットFAXで送るという仕組みです。

 −−今のは利用料金ですね。初期導入費用はいくらぐらいかかりますか。
 平田 お客さん自身がエクセルシートを作れる人なら初期費用はかかりません。ただ、ご自分できちんとしたエクセルシートを作れない人がいるので、その場合は当社の方でエクセルシートを作成してあげていますが、それでも数万円です。
                                               (2)に続く

ノートパソコン冷却パッド 激冷(43mm・角型・4枚入り・iPad・タブレットPC対応・シルバー)


(著作権法に基づき、一切の無断引用・転載を禁止します)

トップページに戻る 九州と岡山の技術INDEXに戻る

富士通

ジャパネットたかた メディアミックスショッピング

ビックカメラ.com