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y.uモバイルに変更予定が楽天モバイルになった理由(2)
〜ヤマダの店頭で開通できないy.uモバイル


 もちろん通信料にこだわらない層にとっては、そんな小さな金額で悩むなんてと笑われそうだが、貧乏人にとってはできるだけ余分な出費は抑えたい。かといって速度があまりにも遅いのは精神的によくない。
 というわけで料金と速度の間で悩んできたが、昨年10月にy.uモバイルが値下げをし一筋の光が射した。y.uモバイルのよさは余ったギガ数が永久不滅な点だが、5ギガが1,639円と高いのがネックだった。それが一気に1,070円に値下げされたのだ。
 コースは5ギガと10ギガしかないが、余ったギガ数の翌月繰り越しではなく、永久不滅なのは私の使い方向けだ。

 そこで昨年12月、IIJmioから転出しy.uモバイルに移行手続きを取ることにし、取り敢えずIIJmioに連絡してMNP(電話番号ポータビリティー)の予約番号を発行してもらった。後は転出先のy.uモバイルに予約番号を伝え、SIMを発行してもらいスマホに差して開通手続きをすればいい。

 ここで一つ問題がある。ネットでSIMの転入申し込みをするとSIMが郵送されてくるが、それは住民票の登録住所にであり、それ以外の場所では受け取れない仕組みになっている。恐らくSIMの不正取得や不正利用を防ぐ目的からだろうと思うが、私のように2拠点生活をしていると、住民票がある福岡でなければ受け取れないのだ。

 つまり岡山県に滞在中はMVNOのSIM移行ができないことになる。ただし全く方法がないわけではない。店頭受付・発行なら、その場でできるし、有人対応だから店頭販売員にSIM開通の諸手続きまでしてもらうこともできる。
 実は過去にもそのような方法で2度SIMの移行をしたことがある。一度はマイネオに、もう一度はBIC SIMに。つまりMVNOのショップがあれば、基本即日SIMの発行、開通ができるわけで、ショップのあるなしはネットで検索できる。
 マイネオは岡山市のパソコン工房内にショップがあり、BIC SIMは文字通りビックカメラの自社ブランドSIMだからビックカメラがあればどこの店舗でも即日開通できる。時間は大体30分強〜1時間以内。待っている間に開通まで終わる。

ヤマダの店頭で開通できないy.uモバイル

 y.uモバイルを移行先に選んだ理由はヤマダ電機の店舗で開通できるからだ。ヤマダ電機は実家から車で15分余りで行ける場所に店舗があるが、さすがに田舎すぎてここはケータイを扱ってない。
 ネットで検索すると近くでは津山市のヤマダ電機でSIMの手渡し、開通ができるとあったので取り敢えず電話で確認すると、SIMの在庫がないという。ただ月末までには入荷する予定とのことなので入荷次第電話をしてもらうことにした。

 IIJmioに転出手続きをしており、その期限が12月30日。それまでに移転しなければ、発行された予約番号は取り消され、使えなくなる。といってもSIMが解約されるわけではなく、転出キャンセルになるだけで、そのまま使い続けることができる。

 とはいえSIMの移転手続きは月末近くに行うのが最適、ムダがないから、岡山市内のヤマダ電機にSIMの在庫があるかどうかを電話で確認する。ベスト電器岡山本店(ヤマダグループ)の方が可能性があると言われたが、ともに在庫なし。
 マイネオもBIC SIMもいきなり岡山市の店舗に行って移転開通できたからy.uモバイルのサービスは明らかに劣っている。y.uモバイルはヤマダ関連企業なのにヤマダ電機の店舗に在庫がないy.uモバイルのHPには店頭開通できると載っている店舗なのにだ。これはある種の騙しみたいなもので、一体全体、商売する気があるのか、と腹の中で毒づきながら、取り敢えず予約入荷待ちにした。
                                       (3)に続く



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