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「なんともワンダフルな、ホテルの中国式最新サービス」に対して読者から寄せられたコメント・情報


 今回はおなじみの読者、産業技術総合研究所 招聘研究員、先進パワーエレクトロニクス研究センターの清水肇さんから、「なんともワンダフルな、ホテルの中国式最新サービス」に対して寄せられたコメントを紹介します。


栗野さん

アメリカから戻りました

 お疲れ様でした。

アメリカのホテルは、部屋、ベッドが大きく枕が2個なら分かりますが、4個も付いていることが多いです。

ルームチャージで、人数に関係ないのかも知れません。

サービスは、シャンプーの類はありますが、カミソリ、歯ブラシ、寝間着もありません。

今回も、バスタブのない準高級ホテル出会いました。ヨーロッパでは珍しくないのですが。やはり、大きな湯船に使って癒したいですね。

 そうですか。ヨーロッパではバスタブがないホテルが結構あるんですね。至れり尽くせりのサービスが当たり前の日本で生活していると、外国に行くと戸惑うことも多いですね。

コンドームのことは、韓国で思い出しました。サムソンが依頼してくれたホテルで、格は少し下がりますが、目立つように置いてありました。怪しげなビデオも、無料の様でした。

 所変われば品変わるではないですが、シティホテル、それもたしか「5つ星」と旅行案内には書かれていたホテルにコンドームが置かれていたのには、私も驚きました。

ところで、写真は綺麗ですね。日本で言えば、明治、大正の頃のしっかりした石造りの洋館は健在ですね。ビル街、瀟洒なレトロ館、土壁のやや低所得層の住居、この混在が実に面白いですが、伝統的な住居は、万博、オリンピックで立て替えられていると聞きましたが、如何ですか? それに伴い、簡易テーブルで食事を取る文化も廃れたのでしょうか。日本人には耐性菌の問題で、旅行者には余り屋台は勧められませんが、火を通した蒸しパン、饅頭、おかゆと類は良いかも知れません。

 建物に関する取り扱い方は中国と日本は似ていると思います。中国の方が日本より極端ですが、日本も古い木造建築を取り壊し、コンクリートの塊に変えて行きましたから。「脱亜入欧」の考えは日本も中国も似通っているようです。
 簡易テーブルで食事をとる生活はまだ見られましたが、このスタイルも近いうちに見られなくなるだろうと思います。生活スタイルの変化は文明の変化に比例して変わるのは世界中共通のようです。


サンフランシスコで、チャイナタウンを見ました。横浜に比べると、また独特の町並みです。失礼ですが、やはりゴジャゴチャしたやや清潔感に欠ける感じが漂いますが、、。別に食中毒が起こる訳でも無いと思いますが、安全、美意識などは長い伝統文化かも知れません。

最終工業製品では差がないとしても、材料の品質、プロセス、品質管理などに様々な影響を持つと思います。欧米化がすべて良いとは思いませんが、物作りの問題にまだ日本との差は根底にあるかも知れません。


実は、アメリカで、タクシーに乗っていて、運転手が日本の車の品質は最高だ。
何年乗っても信頼は揺るがない。アメリカ、、韓国が次ぐが、中国は営業車にはとても使えない、、と言うことを言ってました。なぜ、価格競争に追い込まれるのかとしつこく聞いてました。

サムソンの半導体メモリー、家電もその様な議論になっています。要約すればある年数持てば良く、たとえばパソコンを10年使い続ける訳ないだろうと言うことです。確かに合理的な戦略でしょう。日本のメーカは高い品質、信頼性、その結果価格で負けたと言うことでほぞをかんでますが。オートクチュールや鞄、靴と違いブランド力を獲得するには工業製品は難しい面を持ちますね。
それだけでは無いかもしれませんが。日本も、安かろう悪かろうの文化を克服し、デミング賞を目標に頑張ったわけですから。

と言って、今後数は出るとして、ベイスオブピラミッドを目指したら終わりですしね。

 私はかねがね日本のモノづくり神話について疑義を唱えていますが、最近、日本の品質信仰について面白い(参考になる)本を読みました。「どうする? 日本企業」(三品和広著、東洋経済新報社)です。同著「第2章 本当にイノベーションですか?」「第3章 本当に品質ですか?」は「そうだったのか」と思わせる内容です。前者はセイコー、後者はヤマハを取り上げて、一時代を画したこれら2社がなぜ苦戦しているのかを説いています。日本のモノづくりの歩む道について非常に示唆に富んだ内容だと思います。

最後に、曼珠沙華の花で白が写ってました。関東では非常に希で、九州にいる頃良く出会い、分けて貰ったのですが、管理不十分で消滅しました。
園芸品点で洋種の似たものを売ってましたが、栗野さんの写真は純粋な日本産ですか?
曼珠沙華の赤も、色の深みやツヤもあるようで、、。

 彼岸花はもともと中国からの伝来種で自生ではないようですから、純日本産と言えるかどうかは分かりませんが、私がブログに載せている彼岸花の写真は自然の中に生えていたものです。彼岸花は球根性で種子では増えない植物ですから、田の畦とか土手にわざわざ白い彼岸花の球根を植える人も少ないのではと思いますが、正確には分かりません。でも赤い花に白い筋が入った彼岸花もありますし、昨日はさらに脱色した白っぽい花を美作市の田の畦で見つけました。ただ、黄色の彼岸花は人工的に創りだしたのではないかと思いますが。
 いつも参考になる情報、ご意見をありがとうありがとうございます。これからもよろしくお願いします。




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